トイトレいつから始めた方が良い?
オムツの「ムーニー(moony)」で知られるユニ・チャーム株式会社が実施した2019年のアンケート(690名のママ・パパ対象)によると、トイトレを開始した(または予定している)時期としては「2歳1~6カ月(23%)」「1歳7カ月~2歳(21%)」「1歳~1歳6カ月(19%)」などが上がっています。
早いご家庭では1歳くらいから意識しているのですね。アンケートでは上記のようになったようですが、開始時期の正解はあるのでしょうか?
心と体の発達条件を満たしてからで大丈夫
トイトレの開始時期として心に留めておきたいのが、「子どもそれぞれ、適切な開始時期が違う」ということ。早く始めたからといっていいというものではありませんし、スムーズにいっていたところで突然後退することもあります。
以下は、一般的にスタートするのに良いとされる条件の例です。ただ、全て当てはまったからといって「始めなければいけない」というものではありません。
トイレ開始時期の目安
- 子どもがトイレに興味を持っている
- 「おしっこ(うんち)がしたい」「濡れたら気持ちが悪い」感覚が分かる
- 「しーしー」など自分の言葉でトイレがしたいことを伝えられる
- 「トイレに行く?」と誘うと「うん!」「いい(拒否)」などと意思表示する など
- おしっこの感覚が1時間半~2時間以上空く(膀胱が発達しおしっこを数時間溜められるようになる)
- 便座やおまるに座れる
- 親がお手本として見せた一連のトイレの動きを真似られる など
早い時期に始めると体の発達が十分に追いついておらず、トイレまでたどり着く前に出てしまう回数も増えがちです。見守る親も「また失敗してしまった…」とストレスに感じる可能性もあるため、「ちょうどいいタイミング」の見極めは大切です。
参考:おむつはずれの時期はいつですか。トイレトレーニングはどのようにすすめたらよいでしょうか |浦安市公式サイト
参考:教えて! トイレトレーニング – NHKすくすく子育てch
就寝中は昼の進捗とは別物と考えよう
昼間のトイトレが順調に進んだとしても、夜だけ上手く行かない子もいます。ただ、理由として考えられるものを見てみると、子ども自身の心がけでどうにかできるものではないことが分かります。
- 意識あり・無意識の違い
- 抗利尿ホルモンの分泌量
- 膀胱の大きさ
- その他(骨盤底筋の発達状況など)
夜はおしっこの量を抑制する「抗利尿ホルモン」が分泌されますが、発育の状態で分泌量が変わるそうです。
また、膀胱の容量も、一般的に発育に合わせて大きくなるものです。個人差はありますが、2歳の時点では約250ml(コップ1杯は約200ml)、大人は約500ml溜められます。
ちなみに、昼間は成功の多い長男(2歳5カ月)ですが、夜はまだ成功は1回きり。夜濡れた場合、結構ねぼけながら着替え&片付けするのが大変だったので、現在は夜は割り切って紙オムツを採用しています。また進捗があれば共有していきますね。
参考:花王 メリーズ 赤ちゃんとママ・パパのための情報 トイレ・トレーニング 夜中のおむつはいつとれる?
参考:すくすくコラムVol.27 – 村上市公式ウェブサイト
【体験談】2歳4カ月(会話できない状態)のトイトレはどんな感じ?
初産&ママ友なしの筆者にとって、トイトレは未知の世界でした。始まるタイミングも当然のことながら全く分からず。「2歳から考えようかな」とゆるく構えていたのですが…。
最後に、現在進行中の我が家のトイトレ状況をお話しします。
始めたきっかけは保育園からの連絡
私がトイトレを始めたきっかけは、ずばり「保育園で成功している」と何度か言われたからです。2歳3カ月のころから始めました。
- 家でもトイレに興味を持って中に入ろうとする
- 紙オムツの状態でトイレをしたとき、オムツを指さして教えてくれた
- 保育園の先生から「(園では成功が見られるが)家ではトイレをどのようにしていますか?」と聞かれた
- (その他)もともと布おむつをしていた時期があり、上手く行かないときやウンチの処理に慣れている
ちなみに、2歳3カ月の時点で長男はまだほとんど話せていません(「あっち」「うん」「いや」くらい)。トイトレの条件として「自分で濡れたことを伝えられる」のが大事な条件の一つだったので下手に早く始めてもな…と足踏みしていましたが、先生から聞かれたこともあり、やっとトイトレを開始しました。
トイトレの環境
トイトレを始めた時期の練習環境は以下のような感じです。
- 平日:大人と同じ陶器の子ども用トイレ(座るタイプ・立つタイプ)ありの保育園
- 休日:補助便座(トイレに乗っけるタイプ)の自宅トイレ
現在通っている保育園は認可保育園ということもあり、子どもサイズの陶器のトイレが座るタイプと立つタイプそれぞれ複数並んでいるところです。前園が小規模で便座が二つ?などとても少なかったので初めて見たときに圧倒されました。
一方で、自宅では、補助便座に階段が付いたものを大人用のトイレへ置いて使用しています。
↓実際使用しているもの
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最初は怖がって登ろうとしなかったのですが、今では自分で登れます。降りるのはまだ少し勇気がいるみたいです。
オムツ・パンツ事情も赤裸々に。何層のトレーニングパンツ使っている?
家でも保育園でも、紙オムツとトレーニングパンツを併用しています。トレーニングパンツは6層からスタートしましたが、長男の場合はスムーズに進んだため開始1カ月で3層に買い替えました。
3カ月目の現在、2層またはトレーニングパンツ卒業(子ども用パンツへの移行)でもいいかな?と思っているところです。層が厚くなるほど乾きにくい&動きにくくなる傾向なので、何層を購入するかは慎重に検討しましょう。
現在のトイレの進め方。実は停滞気味…。ゆるく見守っていきます!
トイトレの誘う時間の間隔としてよく挙げられているのが「1時間半~2時間」です。
びっくりしたのが、保育園では1時間に1回くらいのペースで誘っているとのことでした。保育園では成功が続いているのですが、家では間に合わないこともあります。
結果、1時間くらいがいいのかな~と思いつつ、「誘いすぎて嫌になる」「腹圧で無理やり出そうとする」などの可能性は避けたいなとの思いもあり…。
今は、「ちょっと数時間トイレに行っていないな」と感じたときに声を書けるようにしています。ただ、ちょっと家では今トイトレ拒否気味で、誘ってもトイレの個室の中へ入ろうとしません。保育園では相変わらず成功しているようなので、理由がなんなのかを慎重に見守りたいと思っています。
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まとめ
トイトレを始める時期は、心と体の発達条件がある程度整ってからで問題ありません。この世に生まれて1年または2年の子どもが自分でトイレに行って用を足せるようになることは、それだけですごいことです。
大人でも、見ず知らずの異国で外国語で話しかけられて外国の文化に対応しなければならないとしたら、自分のものにするまでにそれなりに時間がかかることもあります。
そういった意味では、子どもだけでなく見守る親の方も「上手くいかなくても、あたたかく見守る覚悟」ができてから始めるのがおすすめです。「(トイレに行く前に濡れてしまったけれど)ちゃんとトイレしたことを教えてくれたね。」など、前向きな声掛けでトイトレを進めましょう。
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